【常総市・坂東市】セラミック塗料はどんな塗料 常総市・坂東市の外壁塗装専門の克栄
常総市・坂東市の皆さんこんにちわ
外壁塗装専門の克栄です。
今回はセラミック塗料について、更に掘り下げてご説明していきたいと思います
超高耐久な訳でもないので「セラミック塗料を使用するから大丈夫です」などと言うような業者は、
悪徳業者である可能性が高いので、要注意が必要です!
近年、訪問販売などでも「セラミック塗料」を使った外壁塗装を進められることが増えていますが、
果たして「セラミック塗料」とはどんな塗料なのでしょうか?
セラミック塗料の性格な定義はなく、100%セラミック塗料というのもありません。
セラミック塗料の間違えた知識
結論から申し上げますと、セラミック100%の塗料は存在しません。
それは、塗料に含まれる成分の問題で、そもそも塗料には「樹脂」を混合させる必要があり、
この「樹脂」のおかげで塗料は外壁に付着し、塗膜を作る事ができます。セラミックとは、その上から混合させる添加物ですので、塗料の「ベース」となるわけではありません。
よって、セラミック100%の塗料は存在しません。塗料に微量でもセラミックが入っていれば、「セラミック塗料」と呼ぶことができるのです。
反対に言えば、「樹脂」を入れなければ塗料として機能することができないのです。
また、セラミック塗料を勧められた際に気を付けなくてはならないポイントがあります。もしも、悪徳業者の言葉巧みな営業トークにひっかり、そのセラミック塗料で外壁塗装を行うとなれば
消費者である皆さんは、セラミックとして効果のないその塗料に対して、高い金額を支払わなければなりません。
ほとんどセラミックの効果がない塗料でも、「セラミック塗料」として勧めることができます。
セラミック塗料を勧められた際には、安易な気持ちで話を聞かずに、
色々な角度からその塗料を調べ、正しい知識を得る事が大切です。
セラミック塗料とは?
セラミックと聞くと強靭なイメージがありますが、セラミックは陶磁器全般を指す言葉で、
外壁塗装のセラミック塗料とは、「セラミックという原料を含んだ塗料」のことを指します。
耐久性・耐用年数は上がりません
シリコン樹脂の耐用年数は、おおよそ10~15年とされておりますので、
樹脂がシリコンのセラミック塗料の場合、耐用年数はシリコン樹脂に基づき10~15年となるのです。
セラミックが入っているからと言って、塗料の耐久性が向上されるわけでも、耐用年数が延びるわけでもありません。樹脂のグレードは、下からアクリル→ウレタン→シリコン→フッ素となり、
現在日本で主流な塗料は、真ん中のグレードであるシリコンです。
こちらも先ほどと同じように、塗膜の主成分は「樹脂」であるため、塗料の耐久性は「樹脂」で左右されるのです。
ですので、「セラミック塗料だから耐久性が高いですよ!耐用年数が長いですよ!」と勧めてくる業者がいたら、
知識のない業者か悪徳業者の二択なので、この場合も要注意が必要です。
効果が異なるセラミック塗料
全てのセラミック塗料で同じ効果が得られるわけではなく、
それぞれの効果は、おおまかに塗料別に分類すると3種類に分けられます。
断熱性・遮熱性の効果
「遮熱」とは、太陽の熱を反射させ室内に熱を通さないモノです。
「断熱」とは、部屋内の暖かい空気を逃がさず保温効果のあるモノで、
遮熱・断熱性のあるセラミック塗料で外壁塗装を行う事で、住宅にこれらの性能を持たせることができます。
低汚染性
親水性の高いセラミックは、塗装後の塗膜にセラミックの層を形成し
塗膜表面に付着した汚れの下に入り込み、汚れを洗い流してくれます。
これを「セルフクリーニング効果」といいます。
意匠性の向上
セラミックを入れることで、表面がザラザラとした細かい石のような、石材調の高級感あふれる外壁になります。
他の塗料を使用しても、セラミックのような高級は出せないので、セラミック塗料ならではの意匠性です。