外壁塗装・屋根塗装 下地補修について 常総市の外壁塗装専門克栄
常総市の皆さんこんにちわ
外壁塗装専門の克栄です。この下地補修とはどういった工事内容なのか、詳しくご紹介します。
下地補修、下地修理とも呼ばれますが主に下記内容になります。
・コーキング補修
・高圧洗浄
・セメント補修(左官補修)
・ケレン作業
それぞれの方法について説明します。
水圧で汚れを落とす高圧洗浄
下地補修の第一歩となりますのが高圧洗浄です。汚れをサッと流すという程度の感覚かもしれませんが、高圧洗浄のノズルの先は身体に当たればバチっと弾かれて痛いくらい強力な水圧です。
非常に強力な水圧で外壁や屋根の汚れを洗い流します。
高圧洗浄後は十分に外壁を乾かすことが重要です。
高圧洗浄の水圧で強く流し落とす感覚で汚れなどを除去します。
特に重要なのはカビ・コケ・藻などでしっかりと流し落とさないと塗装をしても繁殖し、塗膜を突き破る可能性があります。
サビや古い塗膜を手作業で落とすケレン作業
高圧洗浄の次に行う下地処理はケレン作業です。
ケレン作業とはサンダーという電動工具やワイヤーブラシ・研磨スポンジ・サンドペーパー・剥離剤などを使用して金属質のサビや木材のカビ、既存の塗料の古い塗膜などを手作業で除去する工法です。ケレン作業は特にサビ落としを目的にすることが多く、金属製のトタン屋根・外壁の塗り替えではサビを完全に除去したうえで塗装を行わないとまたすぐにサビが発生してしまうため必須の作業です。
これらの作業を行うことで塗装の寿命が(耐久度・耐用年数)は格段に伸びていきます。
地味で非常に手間のかかる作業ですが、これをしっかり行わないと塗料の接着効果が弱くなり、すぐに剥離してしまいます。
サイディングにはコーキング補修
現在、多くの住宅の外壁に使用されているサイディングは外壁ボードと外壁ボードの間に隙間を空けて貼り付けられています。コーキングはウレタンやシリコンの樹脂でできていまして乾燥しますと弾力があるゴムのような性質になります。コーキングが劣化してしまいますと、ひび割れ・剥がれなどの不良を起こすため、コーキングの補修を行わないままでその上から塗装してしまいますと見た目が汚くなり、塗装自体も長持ちしなくなります。
この隙間のことを目地とよび、目地のクッション変わりになるのと防水の2役をしているのがコーキングです。
コーキングの補修には既存のコーキングのうえに新たなコーキング材を補充する増し打ちと既存のコーキングをすべて除去して新たなコーキング材を入れ替える打ち替えの2つの方法があります。コーキング補修が不十分ですと目地から水分が浸入してしまい雨漏りの原因になります。
また、外壁・屋根のひび割れが軽度の場合はコーキングを充填して補修することもあります。
セメントやモルタル質の補修ならセメント補修
セメントやモルタル質の外壁でひび割れを放置しているとひび割れのまわりの劣化が進行し、外壁が崩れてしまい剥離や欠落などが発生しまうことがあります。劣化したセメントやモルタル地の補修の場合、まず劣化している部分をハンマーなどの道具を使用して軽く叩いて落とし、その上から新たにセメントを塗ってパテでならして補修します。
穴が開いていない状態でも手で触っただけでボロッと崩れてしまうような状態になっている場合、どんなに上から新しい塗料を塗装しましてもすぐに崩れてしまいますので意味がありません。
下地処理を行わないと発生する劣化症状
・ひび割れの再発
下地補修を行わずにひび割れのうえから塗装をおこなってしまうと塗料はひび割れに追随できなくなり、やがて割れてしまいます。
・サビの再発
サビとは金属の腐食です。主な原因は塗料の防水効果が失われ水分が金属とふれあい酸化することです。
サビの再発はケレンが十分でなかったり、防サビ材がきちんと塗布されていない場合に発生する可能性があります。
・塗膜の膨れ
下塗り材を塗った後の乾燥時間が十分でなかったため、閉じ込められた水分が気化し膨れが発生します。
・塗膜の剥離
塗装をする面の汚れの除去が十分でなかった場合、塗料が下地に密着せず数年で剥離する場合があります。
また、塗料メーカーが指定する乾燥時間を守らずに塗ってしまった場合にも発生する場合があります。