タイルの外壁について 常総市の外壁塗装専門克栄
常総市の皆さんこんにちわ
外壁塗装専門の克栄です。
今回はタイルの外壁のメンテナンスについて一緒に見ていきましょう。
1.メンテナンスフリーではないタイル外壁
タイル材は経年劣化が発生しにく外壁材ですが、ノーメンテナンスで永遠に耐久性が保てるわけではありません。補修や修繕などを行う必要がないことをメンテナンスフリーと言います。
経年劣化が起きにくい無機質のタイル
メンテナンスを定期的に行うことでモルタルとタイルが壁にくっいていれば、汚れを高圧洗浄などの水洗いで落とすことが可能です。無機質ですが何かと言うとガラスや石など自然から採取できる天然素材です。一方、樹脂やプラスチックなどは化学でしか作れないものを有機物と言います。有機質と無機質 端的に言うと無機質がタイルです。 無機物は基本的に紫外線や雨水に長期間化晒されても劣化しにくいのが特徴です。 経年劣化で色褪せや強度の低下などは多少発生しますが、他の有機質の外壁材と比較したときに長時間耐久性を保ちます。
タイル壁のメンテナンス
無機質のタイル材は耐熱性や耐久性も高く、耐候性に優れており吸水性が低いというのが大きなメリットです。 クリヤー塗料を使った保護塗装もある 基本的に紫外線で劣化しないレンガやタイル材は塗装が必要ありません。 屋根材にも磁器質の日本瓦などは保護塗料を必要としません。 タイルを通常の色付き塗料で塗装しても効果がでません。 手作業で壁にモルタルなどを接着させる必要があります。 逆に塗料の色がついてしまいタイルの質感が失われるだけになってしまいます。 ですが、無色のクリヤー塗料を使用することで撥水または艶出し目的で使用することができます。 ですが、タイル外壁に割れなどがあった場合、そのままクリヤー塗装をしても割れは消えません。
2.タイル外壁の劣化
劣化はモルタル内部から発生する 下地のモルタルそのものが劣化することで建物の構造体にまで劣化します。高い所に貼ってあるタイルが落下してしまうと通行人やご家族に当たって事故を起こしかねません。 高所は特に普段から目視で確認しにくいので、定期的に高所にあるタイルの点検を行う必要があります。モルタルにタイルが接着しなくなる 外壁にしっかり接着しているタイルはほぼ傷ついたり欠けることはありません。 ですが、タイルが接着不良を起こし放置してしまうことでモルタルから剥がれて落下する危険性があります。
素人ではモルタルの劣化は判断できないので、専門家を呼んで外壁の状態を見極めてもらうことが大切です。 内部からモルタルが剥がれる 現象が発生することもあります。 モルタルが欠損すると耐久性が全くありませんので、紫外線や雨水に晒されることにより建物自体にダメージを与え続けることになってしまいます。
伸縮目地のコーキング劣化
この目地部分のコーキングは紫外線などに弱く劣化しやすいため、塗装より劣化が早く5~8年で点検が必要になります。伸縮目地材のコーキングを劣化した状態で放置すると自然災害などが発生したときにタイル材の広範囲に衝撃が加わるので、補修を早めに行わなければ建物の耐久性が低下します。タイルは伸縮目地と呼ばれる外壁に発生する衝撃を吸収するための目地があり、コーキングがそこに充填されています。 タイル壁はサイディングと比べてタイルとタイルの隙間の目地が広く、色も違う箇所があります。 伸縮目地はその部分になります。
3.メンテナンス方法
タイルの浮き タイルが浮きを補修する際はピンニング工法と言われる工法でタイル浮いている箇所を補修します。
タイルの交換
施工時より既存タイルの色が色褪せしている場合などは換え部分が目立たないようにバーナーであぶって新しいタイルの色合いを調整します。全面タイル材を交換することはあまりありません。 剝がれ落ちて割れたタイルの部分のみ交換する形になります。
モルタルの補修
下地であるモルタルをしっかり施工することにより、タイルは簡単には剥がれません。 一番重要なタイル壁のメンテナンスが下地モルタルの補修になります。 モルタルに不良が発生している場合、広範囲でそれが起きているか経年劣化を部分的を確認して症状に合わせた補修を行うことが重要です。
伸縮目地のコーキング補修
充填されている伸縮目地の古いコーキングにカッターなどを使用して剥がした後、清掃を行い下地調整します。 次に下地材を塗布してから目地内部にしっかり密着するように新しいコーキングを塗布します。 ガンを最後に使用してシール材を充填し、コーキングを平らに処理して補修は完了です。