【坂東市・常総市】塗料の不思議坂東市・常総市の外壁塗装専門の克栄
坂東市・常総市の皆さんこんにちわ
外壁塗装専門の克栄です。
塗料を知る事は、外壁塗装成功の道への第一歩です! 業者さんとの打ち合わせも非常に重要ではありますが、 皆さんの外壁塗装を失敗させないためにも、外壁塗装前に塗料について少し学んでおきましょう外壁塗装を行う際、色や塗料の性能など気になる点が沢山あると思いますが、 今回は、塗料の艶と水性塗料・油性塗料の違いについてご紹介していきます
外壁塗装における艶有り・艶無し塗料の基本
因みに、艶消しでの外壁塗装を艶無し・マット仕上げなどと呼ぶこともございます。
「私はあまり派手なのは苦手だから、マットな落ち着いた感じのお家が良い」「ご近所さんが、艶有り塗料で外壁塗装をしていて 新築時のようで素敵だった」 などと 様々な好みがあるかとは思いますが、メリット・デメリットも踏まえご自身に合った塗料選びをしましょう。
まず初めに、外壁塗装における艶有り塗料と艶消し塗料の、基本的な知識についてご紹介いたします。
艶消し塗料の秘密?
艶消し塗料は艶有り塗料に添加剤を使用し、「艶」を消しています。艶消し剤を混合させるこ事で、塗料を塗った後にできる塗膜が細かいデコボコな状態になり このデコボコが光を分散反射させる為、艶が無くなって見えるという仕組みです。
中には、初めから艶の無い艶消し塗料もございますが 多くは艶が有る塗料に、艶調整剤を混ぜ込む事で 塗装の後に艶が出ないよう調整されているのです。
最も大事な事は、添加剤を混合させる分、塗料の強度などが全体的に落ちてしまう という事です。
艶の定義 実は
艶の有り・無しの関しては明確な基準は存在しません。艶有りの状態・艶消しの状態、それぞれの状態の「だいたい」の目安は存在します。
一度昔に、艶に関する定義を定めようとはしましたが、 その定義が外壁塗装界にうまく浸透せず、今現在 艶に関する定義がハッキリと定まっておりません。
反射した光の強さを数値化したものを、グロス値や光沢度と言います。
外壁塗料の艶を計測する方法として、60度の角度から100の光を差し込んだ時、 正反射して反対側にどれだけの光が届いたかで、決まるようにしています。
正反射させた光の強さが70以上であると艶有り塗料と呼び、その他にも7分艶・5分艶などの種類もございます。
塗料により艶の有・無が決まっている
艶の有り・無しは、塗料メーカーが製造した段階で、塗料により既に決まっています。全ては、塗料メーカーの考え方で艶の有り・無しが決められております。
屋根塗料だから艶がある、水性塗料だから艶が無いなどという事もございません。
外壁は一度塗り替えを行うと、10年後はその塗り上げた塗料で過ごす事になる訳ですから、失敗はしたくないですよね。
ですので、どちらの塗料にするのかは 一番最初の色決め・塗料決めの際に考える必要があります。
色や性能もそうですが、艶の有る・無しでも見た目は大きく変化いたします。
艶有り・艶消し・艶調整塗料のメリット・デメリット
艶有り、元々艶のない艶消し、艶のある塗料を艶消しした艶調整塗料の 3つの塗料について、メリット・デメリットを見ていきましょう。
艶有り塗料 艶消し塗料 艶調整塗料 メリット
・ サイディングの凹凸が強調される
・ ピカピカの仕上がりで新築時のような外観
・ 塗料本来の性能を発揮できる
・ 控えめで落ち着いた雰囲気
・ 低汚染で汚れが付着しにくい
・ 自分好みの艶を選択できるよう
・ 高級感を得られる
・ 周囲の建物や風景に溶け込める
・ 様々な塗料で調整ができる為
塗料の選択肢が広がる デメリット
・ 艶は2~3年程で消えてしまう
・ 艶の光加減を調整できない ・ 調整不可能な塗料もある 塗料選びの際には、以上の事も参考にして頂ければと思います
・ 下地と塗料の相性によって光が強くなりすぎる
・塗料の性能が落ちる
・ 塗料の数が少なく、限定されてしまう
・ 質素に感じてしまう人もいる
・ 塗装するのに技量が必要
・ 汚れが付きやすい
・ 塗りムラや艶ムラの可能性がある
お住まいの地域に合った性能を取り入れる事もとても大切です。
塗料選びはしっかりと行い、ご自身好みの外壁・住みよい住宅にしましょう!
外壁塗装の水性塗料と油性塗料
種類が多すぎて、どの塗料にどの様な性能があるのか整理しきれず混乱してしまいますが、 どの塗料にも「水性塗料」「油性塗料」の違いがある事を覚えておきましょう。
外壁塗装の塗料には、シリコン・ウレタン・遮熱・断熱などと、非常に多くの種類があります。
油性塗料について
有機溶剤を扱うには 有機溶剤作業主任者の資格が必要となり また、その作業場(現場や工場)には、有機溶剤作業主任者の資格を持つ者を必ず一人いなくてはなりません。
油性塗料に使用するシンナーなどの溶剤は、他の物質を溶かすための物質ですので、 身の回りの物質だけでなく、人体に対しても非常に危険な有害物質です。
溶剤と弱溶剤
油性塗料は、希釈に使用される溶剤の違いで「強溶剤」と「弱溶剤」に分かれています。
昔は強溶剤で塗料を溶かし、壁に塗ってく外壁塗装工事が主流とされておりましたが、 近年、外壁塗装における人体や環境への被害を軽減させるため、弱いシンナーでも溶ける「弱溶剤塗料」を作ったのです。
これらの強溶剤を使用する塗料、ということで溶剤系塗料は 強溶剤塗料や溶剤塗料と呼ばれます。
そして、溶剤には様々な種類があり その中で溶解力が強い種類を強溶剤といい、 エポキシシンナーやアクリルシンナー・ラッカーシンナーなどの種類がございます。
弱溶剤塗料は、比較的シンナーの中でも刺激が少ない、塗料用シンナーで薄めて使用する溶剤系塗料で、 臭気だけでなく、人体や環境への被害も強溶剤に比べ 非常に少なくなっています。